私の絵柄はどこで売れる?軽く自分をマーケティング

スキマ産業でここまでやってきました
へこです。

クリエイターの人が仕事をもらえるのに必要なことは、たーーーっくさんあるわけですが、世の中を見渡すと路頭に迷っているクリエイターがラクーンシティのゾンビの如くゾロゾロおります

ワッツ ハップン バリー!?

そこで今一度、自己分析と市場を見直してみるのはいかがでしょう?

つまりマーケティングです。

以前、講師をしているときにイラストレーター志望の生徒さんたちにもやってもらいましたが、そのあたりの意識はみんなあまりしていないように思いました。

まあスキルの勉強に重きを置いている上に就職が目的の学生としては無理からぬことだったかもしれません…

当時の生徒の反応は発展途上の俺たちにマーケティング云々云われても…みたいな反応があって割と不評でした☆
ごめんよちょっと早かったよ…

でも、フリーランスでやっていくには、これはすごく大事なことです。

マーケティングとは

簡単に言うと、商品を売るための市場を探る理論や解析方法のことです。

本屋さんへ行けば参考になる書籍がたくさんあります。コトラーが有名です。

実は私もマーケティング関連でイラストのお仕事をしたことがあります。この案件でちょっと勉強になったので、売り込み方について考えるようになりました。

売れないを売れるに変えるマケ女の発想法/同文館出版
同文館出版売れないを「売れる」に変えるマケ女の発想法イラスト制作表紙のイラストも描かせて頂きました!マーケティングの勉強にもなりました。。こういう仕事をすると自分も勉強になります。普段不勉強なだけかしらwAmazonはこちら〜

検索をかけるといろんな用語が出てきます。STP、3C、SWOTなどなど…

この手の理屈はハマると楽しいので詳しく勉強したい人は是非やってみるのも一興でしょう。

もっと簡単に売れ筋を考えたい!という方にはとりあえずこれだけ抑えとけば良いのでは?という方法をご提案していきますね。

これはイラストレーターの市場をメインにしていますので、他の商品に当てはまるものではありません。

自己分析と市場調査をする

自己分析とは即ちどういう絵が描けるスキルがあるのか

なにはともあれ自己分析は大事です!イラストレーターの商品は自己のスキルですから、これがなければ始まりません。

思いつく限り自分が描けるもの、描けないものを書き出していきましょう。

  • どんなジャンルが描けるか
  • 人物は老若男女描けるか
  • 背景は描けるか
  • 動物は描けるか
  • メカやロボは描けるか

etc…

コツは「描きたいもの」ではなく「描けるor描けない」で答えることです。

さらに次は今の絵柄はどんな絵柄か、ルーツはどこかを探る自己分析です。

  • 自分の絵はどういうジャンルか
  • タッチの描き分けはできるか
  • 自分の絵に影響を与えているジャンルは何か
  • 自分に影響を与えた作家、イラストレーター、漫画家は誰か
  • イラスト以外にハマっている趣味はあるか

etc…

これらを分析すると自分の絵に付加価値を与える可能性があります。

絵柄(タッチ)というのは今までどんな絵に触れてきたのか、影響があったのかで定まってきます。これは個性の部分を洗い出す作業になります。

また、イラスト以外の趣味については例えば私のようにプロレスにハマってプロレスの絵を描いているとそのうちそっち方面から仕事が来ることだってあり得ます。

趣味があれば売り込む時のプラス要素になることも多々あります。

売り込みたい市場を調査

イラストは業種が細分化しつつあるので細かく調査する必要があります。

どんなテイストが求められているか

例えば1番やりたい仕事がカードゲームのイラストならば、どういうテイストが望まれているのか。一言にカードゲームといっても、ハイファンタジーなものから戦国ものまでジャンルは様々なのでそれぞれどういうタッチが人気なのかを調べて研究していきます。

どんな仕事があるのか

また、システム面での検索も忘れずに。

線画、着彩、背景など分業しているところもありますし、社内制作を徹底しているところもあります。

ポイントは1番売り込みたい市場だけではなくそれに付随する市場の調査もすることです。

売り方を絞り込む前に全体を見てどんな仕事があるかを把握し、可能性を絞り込むように調査をすることが肝要です。

私の例で例えると、広告漫画や書籍の漫画化などの市場が今どういったニーズで動いているのかを調査します。

ネットで検索する他に、漫画化された書籍の奥付を見て、出版社や編集プロダクションのサイトにアクセスして、どんな絵柄が採用されているか、ビジネス書の他にどんな事業で漫画制作を展開しているか、漫画家を募集しているサイトは無いか、いろんな角度から情報を仕入れています。

競合ライバルの研究

ライバルになりうる人はどういった絵を描いているのかも調べておくといいと思います。

あんまり調べすぎるとヘコむかもしれませんが、確実に仕事を取っている人は市場のニーズと絵が合致しているはずです。その要素を解き明かすのは勉強になりますし、必ず自分へリターンがあります。

自分の強みと弱みを市場に照らし合わせる

自己分析で「描ける」としたものの中から、強みは得意なタッチやジャンルで、弱みは苦手なもので考えてみましょう。

「描きたいもの」ではなく「一定のレベルで描けるor描けない」で選びます。描きたいわけじゃ無いけど人から「背景うまいね」と言われたりしていませんか?そういう意見はここではとても重要です。

これができたら売り込みたい市場に当てはめてみます。

どうでしょうか。自分のスキルが当てはまっていますか?

バッチリ当てはまっている人は雇ってくれそうな企業に直接アタックすればすぐに仕事がくるはずです。(理屈では)

では、当てはまらなかった場合/当てはまっているのに望む市場から仕事がこない場合はどうすればいいのでしょうか。

営業戦略!市場と自分の絵をすり合わせ

市場に自分のスキルが当てはまらなかった場合

市場調査をした時に1番アピールしたい市場とそれに付随する市場も調査するように進めました。

2番手、3番手の市場に活路がある可能性があります。

今現在は1番アピールしたい市場には供給できないかもしれませんが、結果的にお仕事になれば利益は発生します。その間に必要なスキルを磨いていきましょう。

また、自分ではなかなか気付きにくい部分で当てはまらないと思い込んでいることもあるので、人に自分の絵を見せて再リサーチしてみると新たな発見があります。

そのあと、自己分析をもう一度見直してみてください。望む市場とは別のブルーオーシャンが見つかることもあります。

市場に当てはまっているのに仕事が来ない場合

市場に当てはまっているのに仕事が来ない場合は差別化ができていない可能性があります。

例えば人物イラストが描きたい人は多いと思います。でもライバルが多くて埋もれていることも多々あるでしょう。

そういう場合は差別化が必要になってきます。

書き出しておいた自己分析の中に強みにプラスできる要素はありませんか?
背景が描けるとかメカ系が描けるとか老人を描くのが好きなど。

その要素があれば他のライバルと差別化できる可能性があります。「描ける」レベルからでもアピールポイントに加えることで営業先からの印象は変わります。

仕事で描いている内にメキメキ実力が上がることもあるので少しだけ頑張って市場に合わせていくと良いでしょう。

まとめ

ここまでお読みいただいた方の中には、「そんなことわざわざ意識しなくてもわかってる」という方もいると思います。

実は営業活動をする上で、みなさま大なり小なりこういう考え方は持っていると思います。

だけど、改めて書き出すと見落としていることや、もっと工夫できることがあるかもしれません。

ここで一貫して意識するのは「描きたい絵」ではなく「描けるor描けない」で考えるということです。

描きたい絵を描くだけで仕事がもらえるようになれば一番いいですが、世の中そこまで甘くはありません。また描けるスキルがあるのにそれを使わずに営業して宝の持ち腐れになっていることもあり得ます。

本命の市場で食べていくために、少しだけ絵の幅を広げて販路を広げるためのマーケティングだと理解していただければ幸いです!